そういえば書き忘れたんですが、昨日の夜、スモーキーマウンテンのツアー以降、ずっとマニラ散策に
ばいばいしょーへいさん! お達者で! |
まずは、LRTでPetro Gill駅からCarriedo駅まで移動。降りればすぐ中華街です。
すさまじい水溜り。もはや洪水のレベルですが、現地の人はおかまいなし。これが日常。 |
伊勢丹じゃないよ! 「アイセタン」だよ! パクリじゃないよ! |
■フィリピンとイスラム教
フィリピンにおけるムスリム(イスラム教徒)の位置づけは、微妙です。そもそもフィリピンは、キリスト教化されるよりも前にイスラム教が伝来していたため、キリスト教はむしろ後発組の宗教なんですが、スペイン・アメリカ統治時代にほぼ完全にキリスト教化されたため、いまではムスリムの方が少数派です。
イスラム勢力は主にフィリピン諸島の南側に多く、過激派は国際テロ組織、アルカイーダともつながりを持つアブー・サヤーフ(Abu Sayyaf)などの主導により、イスラム国家として分離独立を求めていたりします。これは、ときの政権の対応にもよるのですが、事実上の内戦状態です。そのため、彼らの活動拠点であるミンダナオ島南部などは、気軽に旅行で行ける場所ではありません。
学校の先生も何人かはそうでしたが、クリスチャンの中には、増し続けるムスリムの人口と影響力を「イスラムによる侵略」と位置づけている人も多く、事態は深刻です。ここマニラのムスリム街の住人達は平和そうに暮らしていますが、おそらく差別なんかもあるんでしょうね。まさにサミュエル・ハンチントンの言う「文明の衝突」状態です。
さて、ゴールデン・モスク。実は、モスクを見るのは生まれて初めてです。内部では、昼寝したり、コーランを読んだり、過ごし方は人それぞれ。初めてのモスクなので、規模だとか様式だとか、比較の対象がないのでなんとも言えません。ただ、この内部に人が集まって、人々が一斉に祈る姿を想像すると、結構迫力ありそうです。
■マラカニャン宮殿
ムスリム街を抜けて、次に目指すのはマラカニャン宮殿(Malacanang Palace)。フィリピンの大統領府です。
もともとはスペイン・アメリカ統治時代、現地総督の別荘だった建物ですが、マニュエル・ケソン大統領以降、ここを大統領府として使用し続け、今日に至ります。EDSA革命の際には、怒れる民衆達がこの宮殿に殺到、マルコスを国外逃亡へと追いやった歴史的な場所でもあります。
日本語表記にはゆれがあり、「マラカニアン宮殿」とも。 流石に周囲の警備はかなり厳しい。 |
一応、一般解放もされているらしいのですが、事前申し込みが必要だとのことで、本日は外面だけを眺めるだけで終了。
続けて、アジア最古の大学である、サント・トーマス大学を目指します。続く!
【フィリピンの旅 マニラ編】
・マニラ滞在記 01 -マニラ到着-
・マニラ滞在記 02 -ケソン合流作戦-
・マニラ滞在記 03 -スモーキーマウンテン-
・マニラ滞在記 04 -エドゥサ聖堂-
・マニラ滞在記 05 -リサール公園 / 再会-
・マニラ滞在記 06 -イントラムロス(前編)-
・マニラ滞在記 07 -イントラムロス(後編)-
・マニラ滞在記 08 -ムスリム街-
・マニラ滞在記 09 -聖トマス大学 / ボニファシオ-
・マニラ滞在記 10 -帰国-
【フィリピンの旅 記事一覧】
たしかに、それなりに学のあるBECIの先生ですらイスラム=危険分子って思い込んでる人多かったかも。
返信削除ところで、ここ豪州のニュース見てると、日本の原発デモとか失職した漁業関係者のドキュメントとか普通にやってて、果たして日本のマスメディアがこんな報道すんのか、って考えるとやはり日本でも情報統制が少なからずあるんだなぁと実感。
汚職だらけのフィリピンは言わずもがななんでしょうね〜。米の存在もでかそうすけど。
報道規制もだいぶしてるんだろうけど、ネットで結構有識者が発言してるから、もはや何が真実なのかよく分からんね。放射能もどんだけ飛んでて、どんだけ危ないの俺は判断できんわ。
返信削除オーストラリアって、ムスリムおるの?