ブログ紹介

フィリピン・バギオ市在住 ㈱TOYOTAのブログです。旅日記・書評・メモなどなんでも詰め込むnaotonoteの文字通りオンライン版。
現在は英語学校 PELTHで働いています。過去のフィリピン編の記事は、学校のブログに転載しています。

2011-09-07

リサール公園 / 再会

【2011.07.30】
今日からマニラ中心部、イントラムロス周辺の散策です。

本日の地図。一日の移動距離少なっ!!
■Losing Backpacker's Sprit 

昨日はUN駅の近くで宿を取りました。名前は一泊2400ペソ。二人で割って、一人あたり1200ペソ。ベッドは二つ。シャワーとトイレはセパレート。しかもシャワーはノズルを動かせるタイプ。トイレはもちろん便座つき(フィリピンの一般的なトイレには、便座がありません)! エアコン、Wi-Fiすべて完備! 朝食は食べ放題バイキング! この設備はフィリピン的にはかなり快適なクラスです。1人1200ペソは正直安いとはいえないんですけれども、ちょっと奮発。

それにしても、最近なんかバックパッカー魂を失っている感が否めません。あまり旅慣れしていない同行者がいるのも一つの要因ですが、それにしてもフィリピンの物価が安いことが大きいです。なにぶん、初めての放浪旅行がヨーロッパだった僕は、当時1€ = ¥170のアホみたいなレートの中、飯を抜いて、安い宿を探して、交通費節約のために歩いて…の繰り返し。本当に貧乏旅行だったので、漫画喫茶程度の料金で快適な宿に泊まれ、日本円でいえば数十円の感覚でお茶ができる、というこのフィリピンの天国っぷりに、すっかり骨抜きにされてしまったのでした…。最近の自分は、「快適さ」よりも「安さ」を追求するバックパッカー魂を、完全に失っています(笑) 

…それはさておき。 

本日のメインイベントは、学校でルームメイトだったあっちゃんTOYOTA COMPANYプロデューサーことArataとの再会です。彼は僕の1週間前に学校を卒業したんですが、その後バギオ以外のフィリピンを旅してまして、今日パラワン島からマニラに帰ってくるとのこと。スモーキーマウンテンのツアーに参加したshohei さん(同、part of the drumsことstone)が今日までマニラに残っているのも、あっちゃんとの再会のため。

彼とは16時にリサール公園、ラプラプ像前で待ち合わせです。それまで、適当にリサール公園とイントラムロス内を散歩しようと、特に予定もたてずに昼過ぎ出発。あぁ、マジで怠けすぎ…。

■リサール公園 

リサール公園(Rizal Park)はマニラの中心であるイントラムロス(マニラの基礎になった、スペイン時代の要塞跡)と、繁華街であるエルミタ地区に挟まれた、まさにマニラのど真ん中にある公園です。さしずめ、マニラのセントラルパークといったところ(?)。

待ち合わせ場所のラプラプ像もこの公園の中なので、まずは場所を確認。次に目指すのは日本庭園。公園内に日本風の庭園が再現されているとのことです。入場料もたった5ペソ、ワンコインなので気楽に入場…。

したはいいんですが、正直これはがっかり。日本庭園なのに平気で南国風のやしの木が生えていたり、池にうかぶ橋も木造なら雰囲気がでるものを、コンクリート造りだったりする。こんなんぜんぜん和風じゃねーだろ、と思いつつすぐに退場。入場料は5ペソだけだったのでまだよかったんですけれども、この日本庭園は、「マニラ3大がっかり」の1つでしたね。
マニラ3大がっかり】とは…
EDSAの女神ののっぺり顔

・リサール公園の日本庭園

・リトルトーキョーのうに丼(後述)…のこと。
がっかりしつつ歩いていると、池(Central lagoon)を囲んで、フィリピンの独立闘争に貢献した英雄達の銅像がずらーっと並んでいる一角があります。だいたい30人分くらいでしょうか。ここで初めて知る名前も相当ありました。

これは、かなりうらやましい。ハンガリーにも英雄広場っていうのがありましたが、こういうの、日本にも欲しいですね。東京のどっかに、幕末・明治維新の英雄をどてーっと並べた公園が欲しいです。

そこからちょっと歩くと、ビガンの旅でも見つけた、ゴンブルザ(反スペイン闘争に殉じた3人の神父の総称)ゆかりの場所。彼らが処刑された場所です(写真下、左)。そして、またすぐ近くに、フィリピン最大の英雄・リサールの処刑ポイント(写真下、右)。でっかいラプラプの銅像から始まって、フィリピンの歴代英雄に関するスポット満載の、なんともナショナリスティックな公園です。




■海へ

 リサール公園を西へ西へ進んでいたので、じゃあそのまま海(マニラ湾)まで行っちゃおうかということに。とりあえず西進していれば海岸につくだろ、って適当に考えてたんですが(今日は完全にノープラン)、いつの間にかH2Oという名前のホテルリゾートに迷い込んでしまいました。どうやら、最近できたばかりの水族館があるらしいです。他にもいろいろ店が入っているので、ちょっと一服&お茶でもしようかと、そのまま立ち寄りました。

マニラ湾を見渡せる、良い場所です。内装もかなりリッチですね。海を見ながらタバコを吸っていると、テラスを建物に沿って歩けそう…と思って適当に歩いていたら

ん?


…ん?


…いつの間にか、水族館にもぐりこんでいる! 
入場料払ってないのに(笑)

まぁラッキーだったんですが、なんか悪いのでささっと抜けて、レストランで一服。水族館にはドクターフィッシュの水槽なんかもありましたし、レストランの内装もかなり豪華です。ここは完全にリゾート地です。いやもう、本当に今日はバックパッカー魂を抜かれている…。

■再会

そうこうして休んでいるうちに、あっちゃんから連絡あり。思ったよりも早く着いたとのことなんで、レストランを出て合流ポイントであるラプラプ像前に戻ります。あらためて近づいてみると、相当でかい。筋骨隆々、堂々たる銅像です。

恐れ多くも、フィリピンの英雄ごっこ。初の世界一周で有名なマゼランを破った、ラプラプの銅像(とTOYOTA)
しばらく待っていると、見慣れた姿が登場。かつてのルームメイトと、約2週間ぶりの再会です。とりあえず、3人分の宿を確保しにいくことに。今日はきちんと、バックパッカー向けの安宿を探します(笑)しばらくエルミタ地区を歩いて、適当な宿を発見。値段は、昨日泊まった宿のたった1/4です。昨日、いかに贅沢したかを改めて実感…。 

再会の宴は、あっちゃんのオススメで、リトル・トーキョーなる日本料理屋が入ったコンプレックスに行くことに。前にマニラにきたときに、ビールのタダ券を大量にもらってきたそうです。地図外ですが、場所はマカティとパサイのちょうど真ん中あたりです。この日はもう渋滞のひどい時間になってしまったので、移動にだいぶ時間かかりました。 

このリトル・トーキョー、日本の商品を扱ったスーパーもあり、中は完全に、文字通り「小さな東京」です。中では日本語も多く聞こえ、在マニラ邦人の間では定番になっている場所だとのこと。

飲んだのは、海鮮料理屋。内装も完全に和風です。リサール公園の日本庭園よりも完成度高いんじゃないだろうか。

えだまめから始まり、うに丼、あげ豆腐、うな重など、かなり懐かしい味のてんこ盛りで、ビールも無料券があったおかげで大いに楽しみました。

・・・この後数日間、食べたうに丼のせいで強烈な下痢に悩まされることになるとは、まだ知る由もなく…。

【フィリピンの旅 マニラ編】
・マニラ滞在記 01 -マニラ到着-
・マニラ滞在記 02 -ケソン合流作戦-

・マニラ滞在記 03 -スモーキーマウンテン-
・マニラ滞在記 04 -エドゥサ聖堂-
・マニラ滞在記 05 -リサール公園 / 再会-
・マニラ滞在記 06 -イントラムロス(前編)-
・マニラ滞在記 07 -イントラムロス(後編)-
・マニラ滞在記 08 -ムスリム街-
・マニラ滞在記 09 -聖トマス大学 / ボニファシオ-
・マニラ滞在記 10 -帰国-

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