ブログ紹介

フィリピン・バギオ市在住 ㈱TOYOTAのブログです。旅日記・書評・メモなどなんでも詰め込むnaotonoteの文字通りオンライン版。
現在は英語学校 PELTHで働いています。過去のフィリピン編の記事は、学校のブログに転載しています。

2012-06-13

歩こう 歩こう 私は元気 -街中編-

前回のフィリピン写真集「歩こう 歩こう 私は元気」ではテーマとして「田舎の景色」を設定していました。個人的には大好きな風景たちですが、もちろん、フィリピンは田舎だけの国ではありません。マニラは2100万人の人口を抱える世界第5位の大都市圏。人口では劣るバギオも、ダウンタウンはそれなりに栄えています。

今回は、「街中の景色」をテーマに写真を選んでみました。フィリピンの街並みは、実に多彩です。アメリカンな景色もあれば、スペイン時代の面影を残す街もあり。チャイナタウン、ムスリム街、リトルコリアなどの外国人街もあります。高級なオフィス街やショッピングモールもあれば、一方ではスラム街やブラックマーケットも。

本当になんでもありで、退屈しません

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I posted an article which featured rural scenery of the Philippines. But of course the country has another face; cities. Metro Manila and its around, the capital area has 21 millions of population which is 5th largest in the world.

This country really has a variety of faces. American, Spanish, Chinese, and Muslim Town. You can find luxury shopping complex and slum as well. So interesting that never make me boring.


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2012-06-09

「息切れクールジャパン」Newsweek 6・13

Newsweekで気になる特集を組んでいたので、思わず買ってしまいました。


カバーストーリーのタイトルは「息切れクールジャパン
以下3本の記事が載ってます。


  • クール・ジャパンのお寒い現実(ダン・グルネバウム)
  • 日本のドラマのパクリ文化を憂う(山田敏弘)
  • カワイイだけは生き残れない(シャロン・ラーナー)

■クールジャパンはなぜ失敗したのか?

まずは、日本の「クールジャパン戦略」への強烈なダメ出しから。
 国際的な脚光を浴びて有頂天になった政府と学会、メディア、関連企業は、クール・ジャパンを世界に売り込むキャンペーンに乗り出した。日本経済が停滞するなか、新しい市場を獲得し、文化大国の座を築くチャンスだと期待された。(略)
 それで、文化超大国を目指す日本の夢は実を結んだのか? ひとことで言えば、クール・ジャパンは精彩を欠いている。日本企業は、マンガやアニメを安定した収入源にできていない。経済産業省の12年度版の報告書によると、日本のクール・ジャパン関連のコンテンツのうち輸入されている割合は5%止まり。アメリカのクリエーティブ産業は、コンテンツの17.8%を輸出している。(「クール・ジャパンのお寒い現実」p51)
 日本のコンテンツ産業を悩ませている問題は、製造業が抱えている問題と似ている。「ガラパゴス化」は、エレクトロニクス産業だけの現象ではない。(同、p52)
 マーケティング戦略として見ても、クール・ジャパンは問題だ。「創造性はマーケティングによっては生まれない」と、明治大学の「クールジャパン・プログラム」の責任者を務める北脇学講師は言う。「経産省は大企業にキャンペーンを依頼した。これで、クール・ジャパンは企業の金儲けの手段になってしまった そもそも外国人がそう呼ぶならまだしも、日本人自身が自国を「クール(かっこいい)」と呼ぶのはかなり情けない。(同、p53) 
Tony Blair
卒論のテーマに選んだ、個人的
には思い入れのある英国首相
クール・ジャパンと聞いて思い出すのが、イギリスのブレア政権が進めた「クール・ブリタニア政策」です。誰がスローガンの言いだしっぺなのかは知りませんが、思いっきりイギリスのパクりですね。

トニー・ブレアは自身がロック好きという性格もあり、当時流行っていたBritpopや英国発のアートを世界ブランドとして発信しようと試みました。Cool Britannia とは、Rule, Britannia(『英国よ、世界を治めよ』)という愛国歌のタイトルとかけた標語です。

しかし、その結果は成功とはいい難いものでした。一時的にイギリス国民、そして世界の注目を浴びたのも事実ですが、ブレア政権が発足した翌年のエコノミスト紙には「すでに多くの人がうんざりし始めた」と酷評され、「クール・ブリタニア」は完全に死語の状態。

たぶん、世界からみたら「クール・ジャパン」もこれに近いのかもしれない。5%しか輸入されていない文化の、どこがクールなの? と。

では、なんでこんなことになってしまうのか。以下の指摘が示唆に富んでます。
「特定の何かがクールだというなら分かる」と、米誌ビルボードの元アジア支局長スティーブ・マクルーアは言う。「だが、ある文化現象に国名を付けて売り込むのは危険だ。ポップカルチャーには流行があるから、クールなものがクールでなくなる」(同、p53)
スウェーデン人イサック。
この枕を獲得するために
クレーンゲームで2000円も投入(笑)
そう、文化には流行り廃りがあるのです。一時的に世界が「日本文化っていい!」って騒いでも、それが永久のものだと思って浮かれてはいけない。もちろん、コアな日本文化のファンはいます。僕にも下手したら日本人のオタクよりもアニメに詳しいスウェーデン人の友達がいます。

しかし、ブームはあくまで一時的なもの。その一時的なブームと国家のイメージを同化させてしまうと、ブームが収束して世界が醒めてしまったときに、国家イメージも一緒に落ちてしまうぞ、ということです。


■真のソフトパワーとは何か?

国家にはハードパワーとソフトパワーがあります。前者が軍事力や経済力、つまり目に見えたり、数字で捕らえることのできる指標なのに対して、後者の定義は難しい。一般的には文化の力と捕らえることが多いので、「クールなジャパニーズカルチャーを世界に広めることは、日本のソフトパワーの拡充につながる」と勘違いしてしまいがちです。しかし、
(略)…ナイの提唱したソフトパワー(空母や市場の力を借りずに世界に与える影響力)とは、他国に好かれるためのものではない。リスペクトされるかどうかの問題だ。世界を楽しませるエンターテイナーの力ではなく、世界のロールモデル(模範)になり得る力である。
 その種のソフトパワーとは、例えば東日本大震災の被災者の冷静さを失わない姿であり、核心と流動性を奨励するビジネス文化であり、他国から移民を受け入れる社会環境だ。(「カワイイだけじゃ生き残れない」p59)
そうなんです。真のソフトパワーとは、「リスペクトされるか」なんです。

なぜバギオで今、あれだけ韓国人が嫌われているのか? 同じく60年前に日本人が失敗したのは何故か? どちらも、現地の人からリスペクトされなかったからです。

僕は日本人が日本人らしく普通に生きていれば、世界からのリスペクトは勝手に集まると思っています。それは例えば、他人を思いやる文化だったり、異文化や宗教に対する包摂的な姿勢だったり、時間に正確な民族性です。

実際に外国人に日本人の印象を聞くと、"sophisticated 洗練された"、"disciplined よくしつけられた" "polite 礼儀正しい"って言葉をよく聞きます。

下手な文化戦略にまぎらわされることはない。日本人は日本人らしく、昔からある日本文化を大切にしていれば、ソフトパワーはあとから勝手についてくる。僕はそう思います。









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2012-06-06

『California Gurls』

なんだかよく聞く音楽なんだけど、タイトル知らない、って曲ありますよね。たまたまジョリビー(フィリピンの最大手ファーストフードチェーン)で流れていたので、店員にさんに「タイトル知らない?」って聞いたら、教えてくれました。Katy Perry California Gurls

(歌詞はこちらから)

この歌詞、自分が辞書なしではわからなかったところを訳してみます。まず
The boys Break their necks
Try'na to creep a little sneak peek 
ってところ。
Break one's neck骨を折る、とか大いに努力するってイディオム。

creep忍び寄る、とか地面をはいつくばる。イモムシが地面をはいつくばってるのが元々のイメージですね。そっから派生した形容詞が「creepy:身の毛のよだつような、気持ち悪い」です。実際僕も日本語の「キモい」に相当する単語としてよく使ってます(笑)

sneak peek ですが、これがよくわからなかった。調べてみると、まだ公開されていない情報を先駆けて入手する、って意味らしいです。「sneak:こそこそ歩く」「peek:のぞく」なんで、文脈とも照らし合わせてみると、要はのぞき見のことですね。つまり
男子はのぞき見しようとがんばってこっそり近づいてくる
ってニュアンス。

あとわからなかったのがPopsicle って単語なんですが、これはアイスキャンディーのこと。むしろアイスキャンディーは和製英語なんで通じないらしい。

それにしてもこの曲、最近見ているドラマシリーズ the O.C. と、歌詞から想像できる風景が似ていて、すっかりアタマに染み付いちゃいまいた。O.C.とはOrange County、カリフォルニア州オレンジ郡のことで、そこを舞台にしたセレブたちのドラマです。

 


眩しい日差し、透き通った海、セレブリティ…。華やかなイメージのカリフォルニア。いつかは行ってみたいところです。







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