BECIを去ったのは、7月25日、月曜日のことでした。もともと、29日金曜日までの3ヶ月プランで申し込んだのですが、フィリピンの歴史をいろいろと調べているうちに、マニラに1週間くらい滞在したいと考えたため、学校での勉強を早めに終わらせることにしたのです。飛行機やビザの関係で、フィリピンを8月あたまに出発しなくてはいけない事情もありました。
週末は、友人が開いてくれたFarewell Partyや、バギオを散策をして過ごし、週明けの月曜日。普通なら学校のある日ですが、僕はお世話になった先生達に手紙を書いたり、バギオで「行きたかったけれどもいけなかった場所」を訪れるつもりでした。
その日はなぜか、朝の5時に目が覚めてしまい、付近を散策。なんだか見覚えのある姿がいるなーと思ったら、バッチメイト(同じ週に入学した友人)のNeyoが朝のマラソンをしている!笑 彼も同じく寝付けなかったとのこと。変な偶然ですが、そのままグリーンバレーを散歩。早朝のグリーンバレーは、朝の光を浴びた夜露がところどころで光って、山並みの景色がとても綺麗に映えます。
部屋に戻って先生達へのFarewell Message 作成。最後の最後なので、文法の間違いが無いように、つい気張ります。ずいぶんとお世話になった人たちへのメッセージなので、慎重に言葉を選びながら、一筆入魂。これが思ったよりも時間がかかってしまったため、午後のバギオ観光を断念。「まぁバギオにはたぶんまた来るだろうから、そんときでいっかー」と、いい加減に予定変更。実際、観光よりも先生たちへの手紙のほうが大切です。
学校で先生達と昼飯を食って、部屋に戻って荷造り。
この日、唯一の予定がT.Jingのグループクラス、補修授業でした。本来、出席の義務はないんですが、先生が「じゃあ、トヨタのFarewell Party ならぬFarewell Class やろっか」と言ってくれたので、喜んで出席。クラスメイトも、なにかと縁のあった韓国人の John と中国人の Sunny だったので、これは出ないわけには行かない。
以前から、なぜか「じゃあTOYOTAの歌を聞かせてもらおうか」って流れになっていたので、好きな曲を3曲熱唱。一応「授業」なので、歌詞のプリントを用意して、英文を読み解いてから、歌います。曲目は、Stievie Wonder のIsn't She Lovely、The Oasis のRoll with it、Radwimps の『ます。』。『ます。』に関しては日本語部分があるので、英訳を用意していきました。そして、トヨタによるカラオケオンステージ。ひゃっほーい。最高に自己満足な最後の授業だ。
以前から、なぜか「じゃあTOYOTAの歌を聞かせてもらおうか」って流れになっていたので、好きな曲を3曲熱唱。一応「授業」なので、歌詞のプリントを用意して、英文を読み解いてから、歌います。曲目は、Stievie Wonder のIsn't She Lovely、The Oasis のRoll with it、Radwimps の『ます。』。『ます。』に関しては日本語部分があるので、英訳を用意していきました。そして、トヨタによるカラオケオンステージ。ひゃっほーい。最高に自己満足な最後の授業だ。
夕方は、夕暮れのグリーンバレーを散歩して、19時からもはやたまり場と化した我がルーム503で最後のパーティ。おなじみのメンバーと、先週来たばかりのNew Studentsを交え、歓談。
バスの時間が迫ってきたので、そろそろ行こうかなー、っておもってたところ、「じゃあそろそろ…」と言い出すルームメイトのタカ。何かと思って彼の取り出したパソコンを見ていると、その画面には、みんなからのビデオレターが。
お世話になった人たち、そして、既にこの学校を去った昔の友人からもメッセージが送れられ、タカによる見事な編集も手伝って、一言一言、僕にメッセージをくれます。
真面目なもの、笑いに走ったもの、人それぞれ様々でしたが、本当にありがたかった。自分で言うのもなんですが、「自分愛されてるなー」って感じて、これは本当に嬉しい贈り物でした。実際、見てるうちに気持ちが高ぶってきて、号泣。「涙が止まらない」って経験は、本当に久しぶりです。旅立ちを祝してくれるのが嬉しいのか、彼らと別れるのがさみしいのか、自分でも気持ちをうまく説明できないのですが、とりあえず「泣く」という行動以外、あの時できることがなかった。そういう、不思議な気持ちです。
その後は詳細をよく覚えていないんですが、なんだかウォッカを数杯一気飲みした(おそらくさせられた)らしく(?)記憶が曖昧です。ただ、バスの時間が迫っていたので、タクシーを捕まえてターミナルへ行き、22時の深夜バスでマニラへ。パーティに参加しなかった友人も何人か見送りに来てくれました。みなさん、本当にありがとう。
…バスに乗ったときは、既に泥酔状態だったので、バスが出発したあとの記憶はいっさいありません。「ルソン中央山岳地帯のトンネルを抜けると、そこはマニラであった」状態。
フィリピンの、バギオという街の、グリーンバレーで過ごした3ヶ月。そしてここで出会った人たちとの思い出は、僕の24年間の人生レベルでも非常に濃く、忘れがたいものでした。「またいつか会おう」って何度も約束して別れましたが、おそらくただの口約束では終わらない縁だなと、そういう不思議な確信が、彼らとの間にはあります。
※バギオを去った翌日に書いた日記ですが、アップすることなく1ヶ月も放置していた笑 ので、若干加筆して改めて更新しました。
【フィリピンの旅 バギオ編】
・バギオ滞在記 01 -バギオ-
・バギオ滞在記 02 -It's a small world-
・バギオ滞在記 03 -ミッキーマウンテン-
・バギオ滞在記 04 -BBQ-
・バギオ滞在記 05 -ビガン-
・バギオ滞在記 06 -ライブ!!-
・バギオ滞在記 07 -ハウスブレッシング-
・バギオ滞在記 08 -最後の夜-
・働きながら拝聴する茂木先生の講義がグレイト
返信削除・Johnが19歳だという衝撃の事実にアストニッシュ
・え、ってかアカペラ?そしたらなんというシュール
・働きながらリスニングオッケー?
返信削除・ジョンはたぶんけっこうブルジョワ説
・ザ☆自己満足