ブログ紹介

フィリピン・バギオ市在住 ㈱TOYOTAのブログです。旅日記・書評・メモなどなんでも詰め込むnaotonoteの文字通りオンライン版。
現在は英語学校 PELTHで働いています。過去のフィリピン編の記事は、学校のブログに転載しています。

2011-05-18

バギオ

僕が今いるバギオは、フィリピン諸島で最も大きい島である、ルソン島の北部に位置しています。ここでの生活が始まって、約10日がたちました。今日は、このバギオについて書いてみたいと思います。

■谷の町・バギオ


この街の特徴を一言で言えば、「高地にある」ということ。

ですから、ここバギオの気温は、他のフィリピンの都市と比べてかなり涼しいのです。僕はまずマニラ空港について、そこから長距離バスでバギオまで来たのですが、マニラでは、まだ5月であるにもかかわらず、日本の夏のような暑さを感じました。そこにいるだけで汗が噴出す暑さです。実際、僕を迎えに来てくれたスタッフに聞いたところ、36度もありました。

ですが、ここバギオでは、かなり涼しく暮らしています。5月の平均気温は16度。服装も、軽め長袖か、もしくは半そで・短パンでも充分、といった感じでしょうか。むしろ、夜は寒いくらいですね。

高地にあることから、天候が変わりやすいのも特徴です。霧、というか、おそらく雲のせいなのでしょうが、晴れていたと思ったら、いきなり暗くなって、小雨が降りだします。午前中にいい天気だと思って布団を干したまま外出すると、帰ってきたときにびしょ濡れになっていた、なんてこともありました。

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(▲深い霧に覆われたグリーンバレー(後述)。10メートル先も見えない)

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(▲天気が変わりやすいことを示すわかりやすい写真。写真左側の地域ではおそらく雨か、濃霧に見舞われているはずですが、右側は快晴です)

この気温のおかげで、バギオは平均気温の高いフィリピンでは避暑地として有名であり、3月から5月にかけての期間は、大統領府などの政府機関が首都マニラからここへと移転してきます。このことから、バギオは「Summer Capital」とも呼ばれています。

■ダウンタウン


現地ではバギオの町の中心部を総称して「ダウンタウン」と呼んでいます。ここには鉄道駅はないので、バギオは駅を中心に広がる街のつくりにはなっていません。事実上の街の中心は、セッション通り Session Street と、バーナム公園 Burnham Park です。セッションストリート沿いには、多くの建物が並んでいますし、バーナムパークの周辺にも、多くの露店がならんでいます。

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(▲バーナム公園。レンタサイクルが人気。実際には、バギオではこの公園以外で自転車をみることはまずありません。高低差の激しいここバギオでは、日本の長崎がそうであるように、自転車は普及していないようです)

もうひとつ、特にバギオに滞在する人間にとって外せない拠点が、巨大ショッピングモール、SMバギオです。日本のそれと比べても、かなりの規模を誇りますが、スーパー、ATM、両替所などいった、われわれのような外国人にとっても欠かせない施設がここにはあります。


大きな地図で見る

高地に位置するバギオですが、ダウンタウンは、山に囲まれたくぼ地にあります。低い盆地から、山並みにあわせて町並みが360度に広がっているのが、この街のだいたいのイメージでしょうか。

■グリーンバレー

今僕が英語を勉強しているBECI,Baguio English Communication Instituteも、ダウンタウンからだいたい5キロほど離れた、グリーンバレー Green Valley という高台にあります。Google Earthで確認したところ、町の中心部の標高が約1450メートルなのに対して、ここは約1600メートル。ダウンタウンを見下ろすことのできる、なかなか良い場所にあります。

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(▲高台に位置する学校周辺からは、のどかな景色を見ることができる)

また、現地の建物と比べて、かなり豪華な家が立ち並ぶ高級住宅街でもあります。実際、ここにすんでいるだけでは、あまり「フィリピンらしさ」を感じませんね。家のつくりもアメリカンな雰囲気ですし、もちろん現地人も住んではいますが、歩いていて会うのは、同じ学校の生徒のほうが圧倒的に多い。

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(▲僕の住む、Garden Villa5。日本ではとてもこんな良い住宅には住めない…)

学校での生活についてはいずれ別の記事で詳しく書くと思いますが、月~金は授業があり、飯も校内でとれるので、グリーンバレーをでることはほとんどありません。ただ、土日は授業も休みで、金土の夜は門限もないなので、外出する生徒が多数です。

僕も先週の土曜は、バッチメイト(一緒の日に入学した人をこう呼ぶ)とダウンタウンまで行ってきましたが、学校からダウンタウンまでの道を歩きながら、やっと自分がフィリピンにいることを実感できました。グリーンバレーを離れると、町並みがなんとなくアジアンです。僕は一応バックパッカーを名乗ってはいますけれども、行ったことがあるのはほとんどヨーロッパで、アジアでいったことがあるのは韓国だけ。ヨーロッパの町並みを思い出しながら比較すると、東南アジアの町並みの特徴が浮き彫りになって、なかなか興味深い道のりでした。

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(▲アジアを感じさせる町並み)

ちなみに、学校からダウンタウンまで、バッチメイトと喋りつつ、写真を撮りつつ、日差しの強い日だったので時には休憩もしつつ、だらだら歩いて約90分かかりました。ただひたすら歩けば、1時間程度の道のりでしょう。ここの生徒はほとんどがタクシーやジプニー(Gypny 現地の乗り合いバス)を使って移動しますが、道は峠を通っているので、場所によっては、ダウンタウンを見下ろせる良い景色が写真に収められます。良い運動にもなるので、たまには徒歩での移動も試みてはみてはいかがでしょうか。

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(▲ダウンタウンに向かう道の途中。右手奥の小高い山が、グリーンバレー)


2 件のコメント:

  1. なおとさんお久しぶりです!

    いつの間にフィリピンに!?

    ブログ更新楽しみにしてます!!
    体に気をつけて頑張ってください(o^^o)!

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  2. もう行っちゃったの⁈⁈

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