『深海のYrr』で有名になったフランク・シェッツィングによる長編SF小説、『Limit』に挑戦しました。9月に約2週間の北海道旅行に出かけたのですが、旅の暇な時間に読める、割と長い小説を読もうと思って手を出しました。約600ページ×4巻。いやー、疲れた。
あらすじは、ちょっと複雑な上にネタバレを避けられそうにないので割愛します。興味のある方は上のリンク先、Amazonの内容紹介をご覧ください。
とっても長く、しかも登場人物の多い物語です。正直1巻がキツイ。いきなり多くの人物が出てくる上に、物語に展開がありません。実質、1巻約600ページは登場人物紹介と物語の背景説明で終わります。後半になると、それぞれのキャラクター描写が生きてくるのですが、1巻の話の進まなさにイラついて挫折した方も多いのでは。
2巻あたりからようやく話が動き出しまして、そこからはイッキに読めました。ただ、2025年の話なので、現在では存在しないテクノロジーを余すことなく用いたシーンも多く、ちょっと想像しながら読むのが大変です。『深海のYrr』の映画化が決定しているだけに、今作も映像化を前提に書かれているのかもしれません。壮大な話ですし、アクションシーンも多く、宇宙ステーションや月面が舞台なので、映像化したら面白いことになりそうですが、映画化だけは絶対にやめてほしい。長く、登場人物が多く、さらにテクノロジーや政治的背景の説明がきちんとないとわかりにくい話なので、絶対に2時間の枠には収まりません。連続ドラマなら向いてるかも。
事件の目的や、黒幕の正体が最後の最後まで明かされないので、ラストまで飽きることなく読めます。個人的には、かなり綺麗にオチたと思います。テロの目的がわかったときには「なるほどー」って思いましたし、黒幕の正体が明かされたときには思わず「お前だったのかー!」と心の中で叫びました。
面白さは保証しますが、長いページ数をイッキに読める時間的余裕のない方にはあまりオススメしません。ちょっとずつ読むのは逆に大変だと思います。アクション・諜報・国際政治・SF・人間ドラマと様々な要素をふんだんに取り入れた、総合格闘技の様な小説です。時間のある方は、是非!
あらすじは、ちょっと複雑な上にネタバレを避けられそうにないので割愛します。興味のある方は上のリンク先、Amazonの内容紹介をご覧ください。
とっても長く、しかも登場人物の多い物語です。正直1巻がキツイ。いきなり多くの人物が出てくる上に、物語に展開がありません。実質、1巻約600ページは登場人物紹介と物語の背景説明で終わります。後半になると、それぞれのキャラクター描写が生きてくるのですが、1巻の話の進まなさにイラついて挫折した方も多いのでは。
2巻あたりからようやく話が動き出しまして、そこからはイッキに読めました。ただ、2025年の話なので、現在では存在しないテクノロジーを余すことなく用いたシーンも多く、ちょっと想像しながら読むのが大変です。『深海のYrr』の映画化が決定しているだけに、今作も映像化を前提に書かれているのかもしれません。壮大な話ですし、アクションシーンも多く、宇宙ステーションや月面が舞台なので、映像化したら面白いことになりそうですが、映画化だけは絶対にやめてほしい。長く、登場人物が多く、さらにテクノロジーや政治的背景の説明がきちんとないとわかりにくい話なので、絶対に2時間の枠には収まりません。連続ドラマなら向いてるかも。
事件の目的や、黒幕の正体が最後の最後まで明かされないので、ラストまで飽きることなく読めます。個人的には、かなり綺麗にオチたと思います。テロの目的がわかったときには「なるほどー」って思いましたし、黒幕の正体が明かされたときには思わず「お前だったのかー!」と心の中で叫びました。
面白さは保証しますが、長いページ数をイッキに読める時間的余裕のない方にはあまりオススメしません。ちょっとずつ読むのは逆に大変だと思います。アクション・諜報・国際政治・SF・人間ドラマと様々な要素をふんだんに取り入れた、総合格闘技の様な小説です。時間のある方は、是非!
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