近場を攻めようシリーズ、続きます。今回は「一乗寺の下り松」
一見、ただの松の木なんですが、何で有名かといえば、剣豪・宮本武蔵と吉岡一門の決闘の舞台として知られています。漫画『バガボンド』でおなじみですね。吉岡の当主・清十郎、伝七郎兄弟をそれぞれ破った後、面子を潰された吉岡道場の一門が武蔵に決闘を挑んだというエピソード。
武蔵は吉岡一門70人を相手に生き残ったというすさまじい伝説で、どこまで信憑性があるかも定かではないみたいですが、一応、ここが舞台です。「宮本武蔵 開悟の地」という看板も。
また、この一乗寺は古くから比叡山より京都に降りるときに通る、交通の要衝です。もともとは松も、その目印として植えつがれているもので、現在4代目。南北朝の動乱の時代には、後醍醐天皇側の楠木正成がここに陣取ったということで、松の後ろにはその記念碑も立っています。
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| 「大南公(※楠木正成のこと)戦陣蹟」 |
このときは正成が勝利しますが、対する足利尊氏は勢力を盛りかえし京都を奪回。正成は湊川の戦いで戦死し、後醍醐天皇は吉野へと逃れ、以後、南北朝の分裂が決定的となっていきます。
と、上記のように日本史上の有名な戦いの舞台となった一乗寺。現在「一乗寺」の近辺といえば、京都最大のラーメン激戦区として有名です。天下一品の本店もこの近くにあります。というわけで、激しい戦いは現在も続いているのでした…。
京都3大祭りのひとつ、時代祭にいってきました。
本来、時代祭は桓武天皇が平安京に入った10月22日なんですが、昨日はあいにくの雨。延期されて今日23日に実施されました。葵祭・祇園祭とくらべるとその歴史は浅く、平安神宮が創建された1895年から続いています。
その様子は、各時代の有名な人物を模したパレードが、京都御所から平安神宮まで行進するというもの。さながら、大名行列です。僕らはスタート地点・京都御所の近く、烏丸通りで行列を見ました。
先陣をきる鼓笛隊は、山国隊。幕末に京都で結成された農民隊。初めて知りました。
以下、各時代の有名人・団体が並びます。
結構「誰だこれ?」ってのもいっぱいいた気がします。先日仲良くなったスウェーデン人たちと一緒に行ったのですが毎回誰が誰だか説明するのが、いい英語の勉強になりました。「明治維新」とか「織田信長」っていってもまだわからないので、いちから説明しなくてはいけない。いやー、直前にこれ読んでおいてほんとよかった(笑)
彼らに感想を聞いてみると、「メガネかけてる人が多いけど、あの時代、そんなものなかったはずだよね?」とのコメント。実にごもっともです(笑)
海外の人にとっては、日本のサムライコスプレが見れる面白いイベント。こういったお祭、ぜひ東京でもやってほしいですね。

妙満寺からは直接帰るつもりでしたが、境内に「円通寺 徒歩20分」との知らせがあったので、そのままいってみることにしました。実際には自転車で5分の移動。
庭園は国の名勝にも指定。宗派は臨済宗。もともとは後水尾天皇(江戸時代初期、「禁中並公家諸法度」などで朝廷が幕府の管理下におかれた時代の天皇)の山荘・幡枝離宮が起源。その後、お寺になりました。
名勝に指定されている庭園は、比叡山の借景で有名です。この構造は、同じく後水尾天皇による造営の修学院離宮(ここも家から近いのでそのうち行きます)と同じ。残念ながら写真撮影は禁止だったので、以下はこちらのサイトからお借りしてきました。
うーん。渋い。この借景に頼った庭園を保存するため、この周囲は住宅地になっていますが、高いマンションなどの建設が条例で制限されいてるようです。ただ、地図をみると円通寺 - 比叡山の間には京都国際会館・グランドプリンスホテルがあるけど、これはいいのかな...?
わび・さびへの理解がない自分には、妙満寺の方が「綺麗だなー」って思いましたが(失礼!)観光客の出入りはこっちの円通寺のほうがにぎわっていましたね。