■岡山城
現在の岡山城の原型を築いたのは、宇喜多直家です。裏切りと謀略を繰り返し、ついに一国の城主の地位にまで上り詰めた「梟雄」として有名です。
当初、中国の覇者・毛利氏に属しますが、織田方が有利と見るやこちらに寝返り、岡山城は秀吉による中国攻めの前線基地として機能しました。
黒く染まった天守閣が印象的。また、近隣で「白鷺城」との異名をもつ姫路城とも対照的なカラーリング。
今回の旅では2日間で計6つの城を見学しましたが、天守閣が残っているのは、この岡山城と前述の備中松山城、姫路城のみ。姫路城は改修工事中だったので、今回の旅で見た城のなかでは、いちばん立派な天守閣です(ただし、昔から残っているものではなく、再建されたもの)。
■後楽園
岡山城のすぐ北に位置する後楽園は、日本三大庭園のひとつにも数えられる名園で、造営したのは江戸時代の池田綱政。池田光政の息子です。
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