突然ですが今、フィリピンにいます。バギオ(Baguio)という街です。フィリピンは7107の島から構成される島国ですが、バギオは首都マニラがあるルソン島の中心部に位置しています。
バギオで何をしているのか。
ズバリ、英語の勉強です。現地の英語学校に通っています。
フィリピンで英語?
と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、フィリピンは実は、アメリカ・イギリスに次いで世界で3番目に英語人口の多い国なのです。しかも、他の英語圏の国と比べて、格段に物価が安いのが売り。まだ滞在1週間目なので、現地の物価の感覚をつかみきれていませんが、例えばタバコは1箱30~40ペソ。日本円で約60~80円くらいでしょうか。出国前、日本ではタバコが1箱400円前後でしたから、5分の1の価格でタバコが買えます。
そんなフィリピンの環境をうまく利用して、ここフィリピンには英語学校がたくさんあります。自分の通っている学校は、学費・食費・宿泊費込みで1ヶ月¥65000。
わお。日本で暮らすよりも安い。しかも英語の勉強ができる。
実は、アメリカなどの英語圏に留学する学生の多い中国・韓国では、留学前にフィリピンで英語を勉強してから、向こうにいく、というのが最近はトレンドなんだとか。
では、なぜ英語を勉強するのか。
今回の記事の主題はまさにそこにあるのですけれども、またバックパッカーとして世界を放浪するためです。前回の欧州放浪では、3ヶ月間向こうで過ごしましたが、今回は3・4年のスパンの持久戦で世界を一周してこようかと考えています。もちろん、それだけの期間を海外で過ごせるほどのお金はもっていないので、現地でワーキングホリデーなどをしながら、「現地に住む」ということも視野に入れて、計画を練っています。
現地に住む。
これこそが、前回の欧州放浪とは決定的に違っている点です。前回の放浪では、自分なりに精一杯楽しんで、勉強して、いい出会いにも恵まれて、だいぶ満足しているのですが、もう少し英語力があれば、もっと豊かな旅になっていただろう、という思いも禁じえません。前回の旅は、移動の繰り返しでしたけれども、同じところに長期滞在して、現地の生活に溶け込もうと思ったら、それなりの語学力は必要不可欠です。
- もっと海外の人とうまくコミュニケーションをとりたい。
- 海外の人たちが何を考え、何を感じているのか、もっともっと知りたい。
- 日本のそれと比べて圧倒的な量を誇る、英語ネット圏の情報を有効活用したい。
- トラブルに巻き込まれても、自分ひとりでそれを処理できるだけの英語力がほしい。
こんなふうにいろいろと考えた結果、まずは旅の最初に、集中的に英語を勉強しようと思ったのです。先週、5月6日に日本を出発。同日深夜にここバギオにたどり着き、9日から授業開始。今日、ちょうど1週間がたちました。
やはり言語というものは、使ってないとどんどん忘れちゃうものです。前回の旅(2007.11~2008.01)から数えて、約3年たっていますから、今は英語を話すためのリハビリをしている感じでしょうか。1週間たって、今ようやくですが、英語を話ための感覚を取り戻しつつあります。まずは3年前の英語力を取り戻してから、ここから更に、レベルアップしなければなりません。
長い長い旅は、まだ始まったばかり。
これから、どんな世界が自分を待っているのか。
これから、どんな景色を見ることができるのか。
これから、どんな人たちと出会うことができるのだろうか。
想像はふくらむばかりです。
0 件のコメント:
コメントを投稿